2010年02月07日

タイスの瞑想曲



途中、デジカメを掏られたので写真がないのは残念だが、太陽に嫌われたパリを脱出し、南仏へ向かったのは2006年2月のことである。
暁のパリ・オルリー空港からニースへ飛び、エズ、モナコ、マントン、そしてヴェンティミーリアと、コートダジュール沿いの街を鉄道やバスを乗り継いでイタリアへ向かい、また、ニースへ戻るという2泊の旅程だった。
パリからの旅人にとって、アフリカからの暖かい風に霞む地中海の光景は、凍える夜のシチューのような馳走だった。

心癒される旅も終わり、パリへのフライトを待つコート・ダジュール空港(ニース)にて、東京の友人で、フランス人のアンドレさんにばったり出くわしたのには驚いた。1995年に私が東京で興したサッカーチームのメンバーでもあったアンドレさんは、ニースの知己を訪ねての帰路だったとのことだが、ニース出身でもなく、普段は日本に住んでいる彼の、2回目のニース訪問と重なったのだから、その遭遇は天文学的な確率だ。

かようなリヴィェラでの様々なエピソードを思い出させたのは、YouTubeで見つけたマスネ作曲の『タイスの瞑想曲』の映像である。

パリ・オペラ座を設計したシャルル・ガルニエによる、モンテカルロ国営カジノが壮麗だ。


posted by テイト at 12:02| Comment(0) | カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月08日

花を待つ朝

鹿児島らしく寒さの弛んだ朝。
お隣の大島紬店の主が、垣根の落葉を掃く清々しい竹箒の音に混じる、盛る野良猫の奇声。
昨夜、テレビで見たボクシングの選手のように、朝から睨み合っている。
庭木の白木蓮は、その猫の足のような蕾を整え、道には登校する子供たち。
このあたりも、最近はマンションが増え、その窓に当たる朝日が、ミラーボールの光のように乱反射する。
ラジオからは馴染みのアナウンサーの生真面目な声。
月曜日である。
posted by テイト at 09:06| Comment(0) | カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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