2009年07月20日

いかさま師

詐欺師や虚言癖のある人物について『騙す人々』と題して記したのは一昨日のこと。
その際、思い出したのは17世紀の画家ジョルジュ・ド・ラ・トゥールの『いかさま師』である。
膨大なルーヴルのコレクションの中でも、モナ・リザが展示されるドゥノン翼ではなく、比較的観光客の少ないリシュリー翼にあるだけに特に印象深い絵画だ。

『騙す人々』の記事でも記したように、実際の詐欺師はそれとわかるような表情では商売にならず、むしろひときわ善人面であるのが特徴である。
一方、テレビのサスペンスドラマの犯人役は、視聴者に一種の安心感を与えるため、一目でその人とわかるような表情であることが多いし、そういう演技を要求される。
だから、いかにも狡猾そうな4人が登場する『いかさま師』に描かれているのは、演劇的いかさま師であると言える。


posted by テイト at 09:54| Comment(0) | カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。