2009年08月06日

テイト、モデルにトライ…1

どういう心境の変化かは自分でも定かでない。
「花嫁の父親役で出演していただけませんか?」
本番の1週間前と急だったが、馴染みのプロダクションからそう声をかけられた時、さほどの逡巡はなかった。
「今度の日曜日に開催されるブライダルのファッションショーなんですが、花嫁の父と言っても、かっこいいお父さんじゃなきゃいけないんです!何とかお願いします」

「かっこいいお父さん」
決め手となったのはこの一言だ。

7月26日の雨の早朝、私は会場のブライダル衣装の会社にいた。大道具さんが行き交う中、既に立派なランウェイが設えてある。
「ランウェイ中央まで花嫁をエスコートして、新郎役のモデルに送り出したら引き返します。途中、幸せになれよ、と言う感じで二人を振り返って下さい。段取りはそれだけです」
とのディレクターの説明に、わかったわかったと、さもベテラン俳優のように鷹揚に頷くが、人様の前で芝居をするのは、NHKの大河ドラマでの島津家久役以来15年振りだ。
泳ぎや自転車のように、身体が芝居を覚えているはずと高を括るしかない。

私の演劇講座の生徒でもある何人かのモデルが、
「先生、今日は宜しくお願いします」
「お似合いですよ、先生」
と、声をかけてくる。先生なんだから、下手な芝居は出来ないなとプレッシャーを感じつつも、久し振りに味わう本番前の高揚感は心地よい。

メイクさんが髪を横分けに仕上げる。衣装に着替えれば、リハーサルまでは待つことが仕事である。忙しく立ち振る舞うスタッフを尻目に、見慣れない姿の自分を写真に納めた。


posted by テイト at 08:25| Comment(0) | カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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