2010年06月14日

K-Ballet Company 『眠れる森の美女』

 もう一昨日になる。鹿児島市民文化ホールに、満員の客を集めたのは、K-Ballet Companyの『眠れる森の美女』である。
 鹿児島もバレエ教室の看板をあちこちで見かけるようになり、嬉しいことにバレエ人口も増加している。その証に髪の毛を頭頂部に纏めたバレエ少女が客席のあちこちを占拠していた。17000円と安くないチケットにもかかわらずである。

 さて、ひとことで言えば、パーフェクト。例えば、主演で演出も手がけた熊川哲也さんの衣装は、パリでファッションショーを取材してきた私でも見たことのないような高貴なワインレッドのヴェルヴェットで、バレエそのものは勿論、衣装、セット、照明、そしてシアターオーケストラトーキョーの演奏と、完璧な美の世界を描き出していた。17000円が高いと思った人はいないはずだ。
 必然、カーテンコールは、拍手が鳴り止まず、過去のK-Ballet Companyの公演同様(鹿児島では珍しい)スタンディング・オベーションである。出演者も何度もオペラカーテンを上げ、それに応えてくれた。

 実は多くの芸術家を輩出しているものの、皆さんの印象通り、鹿児島は無骨な土地である。稀に見る、しかも完璧な”美”に魅了された観客たちは、現実に目を向けたくはなかったろうが、終演後は小雨降る灰色の街が待っていた。

 私も夢から覚めたら深夜であった。『眠れぬ鹿児島の男』は、こそこそとブログを誌している。


posted by テイト at 02:49| Comment(0) | カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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